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日記

2004/07 へ

2004 年 8 月 4 日(水)

さて、出発の日だ。 今日に合わせて冷蔵庫も空にしたし、洗濯のパターンもずらした。 バイトから帰ってきたらお湯浴びて支度して出発だ‥‥‥

と思ったら!

なぬ、東海は夜から雨だとぉ!? tenki.jp 見ると、太平洋になんか変な熱帯低気圧いるし。 イヤな予感‥‥‥

* * *

13 時すぎ。 昼休みに天気を再チェック。
なにぃ、台風 11 号だとぉ!? うらむぞチクショーーー

* * *

帰宅。 19 時だ。 17 時の予報‥‥‥駄目だ。 甲州街道ルートでも雨を避けられそうにない。 5 日の昼には各地の雨もあがるのか‥‥‥ 一般道はあきらめて高速使うか。 東名〜名神〜中国道あたりか。

いっぱい飲んで寝よっと。

2004 年 8 月 5 日(木)

8 時起床。

天気は‥‥‥まだ降ってるところもあるらしい。 でも 10 時に出発しないと宿にたどり着けない。 しかたない、カッパをフル装備で持っていこう。

各地の通過時刻
時刻地点
10:02大久保出発
10:43首都高 池尻
10:52東名 東京料金所
11:40東名 中井 SA
13:35東名 豊橋検札
17:40中国道 山崎
20:00砂丘の家 着

東名東京料金所を 11:00 ごろ通過すれば、あとはそれなりに走ってぎりぎり間に合うだろう。

どうせ高速使うのなら、時間に余裕も持ちたいし、首都高も使ってしまえ。 4 号線の上りは渋滞しまくってるんで山手通りで 3 号線の池尻まで行こう。

むぅ、暑い。 しかも進まない。 なかなか池尻に到達しない。 この分だと東名東京 11:00 も無理か‥‥‥? よかった、首都高は混んでない。

ひたすら走る。

中井 SA 手前で雨が降りだした。 念のためにカッパ装着‥‥‥
うげっ、デジカメのシャッターボタンの中に水が入って、シャッターが切れない! 壊れてはいないみたいだけど‥‥‥大丈夫かなぁ。

n

中井 SA の写真 雨の中井 SA

SA 出たところで本降りになった。 よかった、カッパ着て。

そのあとも降ったり止んだり。 止むと暑いなぁ。

名神に入る。 そういえば、まだ京滋バイパスって走ったことなかった。 入ってみよう。

スイスイ流れてる。 名神よりも空いてるなぁ‥‥‥

と。

黒い車体に赤い行灯の車が‥‥‥しまった。 くぅ、怒られてしまった。 ここ 70km/h 制限か。 さっきまで 80km/h 制限だったと思ったけど‥‥‥ いかんいかん、気をつけなくちゃ。

名神に戻って中国道へ。 このへんは通った覚えがある。

神戸 JCT から先の中国道はのんびりしてるなぁ。 車はあんまり居ないし、風景ものどかだ。

燃費走行燃費走行っと‥‥‥ん、「福崎 山陽道 播但道」? なぬ? 今のが分岐か?? JCT の予告標識なかったよなぁ‥‥‥ ツーリングマップル‥‥‥ あ〜っ、やっぱ今のが分岐だったらしい。 播但(ばったん)連絡道路で R9 に出るつもりだったけど、行きすぎてしまった。 しょうがない、次の IC でいったん出て戻るか‥‥‥

山崎で流出。 標識によると、R29 で鳥取に行けるらしい。

F トリップが点灯してるんで、近くにガソリンスタンドがないか料金所のおじさんに尋ねる。 R29 を姫路方向に走って 2 つ目のガススタが安いらしい。 親切だなぁ。

料金所のおじさんが教えてくれたところに向かう。 ふたつ目‥‥‥お、出光だ。 けっこうかわいい女の子が担当してくれた。 聞いてみると、ここから鳥取だと R29 でいくのがいちばん早いらしい。 道もわりあい広くて走りやすいらしい。 ちっとも面倒がらずに詳しく教えてくれる‥‥‥親切だなぁ。 どうもありがとう。

山あいにさしかかると、ほとんど車が居なくなった。 自分のペースで走れる。 でも初めての道なのでペースは上げられない。 標識の速さぐらいで用心しながら走る。

徐々に雲が晴れて、青空がのぞき始めた。 「鳥取 30km」‥‥‥ようやくもうじきか。 陽も暮れかかってきたし、できるだけ早目に街灯のあるところまで出たいところだ。 自分のヘッドライトだけで夜の山道走るのはおっかないことこの上ない。 以前夜中に鈴鹿スカイライン通ったときは、すごく怖い思いしたもんなぁ。

「R9 京都」の標識。 やっと来たぁ! R9 へ右折だ。 もうすっかり暗くなってる。

まるで沼津あたりの R1 みたいだ。 立派な立体交差で交差点をパスしてて流れもいい。 流れがいいのは時間帯のせいかもしれないけど、とにかくかなり立派な道路だ。

海側に流出して、トンネルくぐって左折‥‥‥ほどなく宿に到着。 もう 20:00 だ。 チェックイン。 前払いらしい。 朝飯付きなので 3,430 円だ。 予約金を入れてたから残りの 2,430 円を支払う。 やっぱり安いよなぁ。 毎年来ようかと思ってしまう。

宿には、どっかの高校のバドミントン部とかが合宿で泊まってるらしい。 ちょうど夕飯後の自由時間か何かなんだろう、外の広場で軽く打ち合ってる人もいるし、廊下や風呂で談笑してる人もいる。 そのほかの一般客も居ることは居るようだ。 ちいさな子を何人か見かける。

僕の部屋は 210 号室。 なんと 8 畳間だ。 ひとりで 8 畳間なんて贅沢だなぁ。 けっこうきれいだし、広々してる。 浴衣もあるし、お茶用のお湯も用意してある‥‥‥ かなりいいじゃん。

ふぅ、疲れた。 雨には降られるし、警察屋さんには怒られるし、道は間違えるし‥‥‥今日はあんまりいいことなかったな。 旅行計画も時間的に無理があったし。 料金所のおじさんとガススタの女の子が優しかったことがせめてもの救いだ。

さっさと風呂入って寝よう。

2004 年 8 月 6 日(金)

06:45 起床。 07:00 から朝食だ。

台風一過(?)でいい天気。 部屋の窓からも真っ青な空が見える。

食堂に出向く。 合宿の人たちはもうにぎやかに食べてる‥‥‥中にはもうほとんど食べ終わってる人もいる。

白いご飯とおみそ汁に、焼き魚、野菜サラダ、なめこと山菜の小鉢‥‥‥思ってたよりも充実した献立だ。 ご飯とおみそ汁はセルフサービスなのでおかわり自由。 今日も長距離移動する身としては、ご飯をいくらでもおかわりできるのはうれしい。

各地の通過時刻
時刻地点
08:24鳥取砂丘
11:20宍道湖 ローソン玉湯店
17:20R2 合流
18:50関門トンネル 下関側
20:06九州道 福岡 IC

出発。 08:15 だ。

鳥取砂丘手前の写真 鳥取砂丘の入口付近

昨日見られなかった砂丘を見物。 ちょっとでかい砂浜って程度だろうと思ってたけど、ぜんぜん違う! すごいスケール。 丘っていうより、砂の山って感じだ。 すげえ。

さてと。 今日はひたすら R9 を西に進もう。 少なくとも小郡あたりまで、調子よく流れればひょっとしたら福岡まで下道で大丈夫かもしれない。

天気もいいし、R9 の流れもいい。 気温は高いけどとっても爽快だ。 のんびり走っていこう。

宍道湖の写真 ローソン玉湯店から宍道湖を望む

ところどころ、R9 のバイパスの形で山陰道がある。 無料のところもあれば、有料のところもあるみたい。 青谷(あおや)〜羽合(はわい)、米子東〜米子西、東出雲〜松江玉造(まつえ たまつくり)が無料だ。 通ってみよう。

やっぱり無料のところは結構な交通量があるなぁ。 ほとんど全域で片側一車線だけど、かなり車がいるし流れも早い。 残念なことに、あまり長く繋がってないので、すぐに一般道に戻らなくちゃいけない。 もったいないなぁ。

内陸にさしかかる。 山あいになるにつれて、空気が冷んやりしてきた。 涼しいなぁ。 ‥‥と思ってたら、なんだか雲行きが怪しい。 暗くなってきたし‥‥‥ やっぱり降ってきた! あわててカッパを着る。 今回はカッパ大活躍だなぁ。

峠を越えて標高が低くなるにつれて止んできた。 もうすぐ R2 に合流だ。 この分だと 19 時までに門司あたりまで行けそう。

R2 に合流。 小郡 BP のあたりは流れてたけど、下関に近づくにつれて流れの悪いところが増える。 時間的にはまだ大丈夫だ。 辛抱辛抱。

関門トンネル入口(下関側)の写真 関門トンネル入口(下関側)

門司港の夕陽の写真 門司港の夕陽

ようやく下関付近。 19 時前なので、まだ高速に入らずに関門トンネルを通ることにする。

関門トンネルは有料道路だ。 バイクは 100 円。 ETC カードを差し出す‥‥‥どうやら使えないらしい。 面倒だけど仕方ない。 現金で支払う。

R2 から R3 へ。 このあたりはいつも迷うんだよなぁ。 標識も分かりにくいし‥‥‥うげ、県道 25 に出てしまった。 やっぱり迷った。 地図地図っ‥‥このまま行くと門司 IC に行けるのか。 でももうちょっと一般道だな。

何とか R3 に出た。 ちょうど夕陽が沈むところが港から見える。 橙と赤紫を混ぜたような微妙な色。 こんなきれいなのひさしぶり! デジカメで撮ると出ないんだろうなぁ‥‥‥

21 時までに福岡着から逆算すると、そろそろ高速に入らなきゃいけない。 新門司から九州道に流入。 6 月末に福岡高速 5 号線が自宅のすぐそばまで開通したんで、それも使ってみよう。

ひたすら走って福岡 IC 到着。 JH と都市高速が合算請求されるほうのブースに向かう。 福岡高速って、合算請求のブースでないと ETC で支払えない。

4 → 1 → 2 と来て 5 号線へ。 他は制限 60km/h なのに、ここだけは 80km/h だ。 交通量も少なくて快適。 あっという間に着いてしまった。

2004 年 8 月 8 日(日)

明日は通常どおり朝からバイトがあるんで東京に戻る。 全線高速使わなきゃ時間的に無理だ。 去年と同じルートじゃつまらないし、燃費の実験もしたいので、中国道から中央道で帰ることにする。

これまでの区間最低燃費はだいたい 25km/L くらいだった。 でも、これがどのくらいの平均速度のときに出たのか分からない。 そこで、今回はいつもよりもゆっくり、しかもほぼ一定の早さで走ってみる。

各地の通過時刻
時刻地点
08:15福岡高速 野多目(のため)
08:32九州道 福岡 IC
12:52中国道 帝釈峡 PA
15:08中国道 山崎本線(検札)
18:08名神 養老 SA
21:33中央道 八ヶ岳 PA
22:52中央道 相模湖 IC(流出)
23:49中央道 八王子 IC(流入)
00:07首都高速 永福本線

給油してから出発。 まず九州道。 R1 のメーターがどのくらい正確なのかは分からないけど、メーター読みで 88km/h 前後をキープ。 ただし、混雑してきたらまわりの流れに合わせることにしよう。

朝はやいのに、もう結構な数の車が走ってる。 関門橋を渡って中国道に入っても同様だ。

山口 JCT を過ぎるとまわりの車が激減した。 やっぱりみんな山陽道に行くんだな。 これなら、自分のペースで走ってもまわりに迷惑かけることないだろう。 ひたすら一定のペースで走る。

12 時ごろ燃料警告灯が付いた。 トリップは 340km くらい。 かなり燃費よさそうだ。

F トリップが 50km くらいになるところにちょうど帝釈峡(たいしゃくきょう) PA があったので昼飯も兼ねて給油。 トリップが 400km 超えてる‥‥ざっと計算すると、何と 27.3km/L だ! 過去最低燃費。 でもまだまだわからない。 給油の具合でブレがあるかもしれないから、同じペースでさらに走ろう。

ん? 「北房(ほくぼう)まで制限 60km」っていうでかい看板。 へぇ、中国道には制限 60km/h のところがあるんだ。 知らなかった。 ほかの車はぜんぜん落としてないみたいだけど、一応ちょっと抑えておこう。

中国道山崎本線料金所の写真 中国道山崎本線料金所

山崎(やまさき)本線料金所。中国道にも検札があるんだ。 問題なく通過。

神戸 JCT を過ぎると、だんだん混雑してきた。 まわりのペースもあるのでちょっとペースが乱れてきた‥‥‥ 宝塚の手前で渋滞。 4km 20 分か。 そのまま列んでおこう。

名神に入って養老 SA でちょうど給油。 人間のほうはまだおなか空いてないのでコーヒー牛乳で済ます。 トリップは 400km 届いてないけど、これは前後の PA/SA の位置関係で決まるんだからこんなもんか。 給油量ちょい少なめ。 計算計算‥‥‥ 27.4km/L だ! 2 回続けて 27km/L が出たから、これは信頼できる数字だな。 ひと給油で 400km 走ってるから、もう新宿まで無給油で行けるかもしれない。 でもぎりぎりかなぁ。

小牧 JCT から中央道へ。 もう真っ暗だ。 交通量も多い。 もう東京までまわりにあわせて走ることにしよう。

標高があがるにつれて、だんだん寒くなってきた。 気温 21 度の表示。 夜だし山の上なんだから当然か。

燃料警告灯がまた付いた。 トリップは‥‥ 330km くらいだ。 ほんの少し燃費が悪くなってる。 平均ペースが少しあがったのが原因かな。

「大月 - 八王子 渋滞 20km 2 時間以上」の表示。 うげ。 小仏(こぼとけ)トンネル渋滞してるのか。 大月まではまだだいぶあるから、それまでに解消してくれればいいんだけど‥‥‥

しばらく走る。 「大月 - 八王子 渋滞 16km 2 時間以上」の表示。 ちょっと短くなってる。 期待してみよう。

さらにしばらく走る。 「相模湖 - 八王子 渋滞 16km 2 時間以上」の表示。 ぜんぜん短くなってない!

とうとう相模湖の手前まで来てしまった。 「相模湖 - 八王子 渋滞 16km 100 分」の表示。 しかたない、相模湖で甲州街道に出よう。 下も混んでるかもしれないけど、100 分はかからないはず。

出た直後。 やっぱり渋滞に巻き込まれる。 でも甲州街道が混むのはたぶんいつものボトルネックの信号のところだから、辛抱してればじきに抜けられるだろう。

信号過ぎると流れ始めた。 ひさしぶりのくねくね道だ。 ほかの車もたくさん連なって走ってるんでペースはゆっくり。

一般道だと燃費が悪化するからガス欠が心配。 八王子の手前で給油‥‥でも意外に入らない。 27.0km/L だ。 ペースが上がった分悪化したのかな。

八王子から再び中央道に入る。 やっぱり甲州街道に出たほうが早かった。 約 1 時間。 八王子から先は渋滞してないだろうし、均一料金区間だから料金的にも不利にならない。 このまま一気に首都高速も使おう。

自宅着。 もう 0:30 すぎだ。 くたびれたんですぐ寝よう。

今回の実験で、以下のことが分かった。

この 27km/L という値、よく考えてみるとすごくいい値だ。 排気量が近い XJR1300 とか CBR1000RR 国内仕様の 60km/h 定地燃費がそれぞれ 26km/L, 23km/L なのを考えると、R1 って実はものすごく燃費いいんじゃないかな。 僕のだけが飛び抜けていいのかなぁ???

空気抵抗は速さの 2 乗に比例するんだったと思うので、ゆっくり走ればもっと燃費がよくなるんじゃないかという気もするけど、いままでの経験では、信号のほとんどない一般道を 60km/h 前後で走ってもこれだけの燃費にはなったことがない。 それがゆっくり走るせいなのか、それとも信号による停止があるせいなのかは分からないので、燃費が最低になる速さがどの辺なのかは、もっといろいろ実験して確かめる必要がありそうだ。

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