今回はけっこうな変更がある。 後述。
付いてるけど動かないものは以下の通りで変化なし。
ACPI S3 state が無いので sleep ができない点も変わらず。
| デバイス | ドライバ | 動作 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 内蔵 SSD | nda(4) | ○ | |
| キーボード | atkbd(4) | ○ | |
| タッチパッド | hmt(4) | ○ | /etc/rc.conf の kld_list に ig4.ko を追加。 |
| 音 | snd_hda(4) | ○ | 出力先ごとに別デバイス。pcm0: HDMI pcm1: 内蔵スピーカー pcm2: ヘッドホン。 |
| SD カードスロット | sdhci(4) | ○ | |
| コンソール | vt(4) | ○ | |
| X | amdgpu(4x) | ○ | drm-61-kmod と gpu-firmware-amd-kmod-renoir を入れる。内蔵パネルは eDP、HDMI 出力は DisplayPort-0、2 つの USB-C は DisplayPort-1/2。 |
| 有線 LAN | re(4) | ○ | realtek-re-kmod198 を入れる。 |
| Wi-Fi | iwlwifi(4) | △ | Intel AX200。wifi-firmware-iwlfifi-kmod を入れる。11ax は未対応。11n/ac はおまじないが必要。11a/b/g はこれまでどおり。 |
| Bluetooth | - | ○ | iwmbt-firmware を入れる。 |
| 内蔵カメラ | - | ○ | UVC。720p まで。 |
OS のマイナーバージョン違いで影響のあるカーネルモジュールのために、 FreeBSD-kmods というリポジトリができてる。 アップグレードすれば自動的に使われるようになる。
デフォルトの quarterly のパッケージを使っている場合はそのままで問題ない。
latest を使うために URL を上書きしていたので、FreeBSD-kmods のほうも同様に対処。
% cat /usr/local/etc/pkg/repos/FreeBSD.conf
#
# Track latest packages.
#
FreeBSD: {
url: "pkg+https://pkg.FreeBSD.org/${ABI}/latest",
}
FreeBSD-kmods: {
url: "pkg+https://pkg.FreeBSD.org/${ABI}/kmods_latest_${VERSION_MINOR}",
}
この状態で以下のパッケージを入れ直した。
14.3 から iwlwifi(4) のファームウエアが付属しなくなったので、 net/wifi-firmware-iwlwifi-kmod のインストールが必須になった。
今回は有線 LAN につないであったので問題なかったけど、Wi-Fi のみの場合はハマることになりそう。
14.3 から iwlwifi(4) が 11n/ac に対応するとのことだが、デフォルトでは 11a/b/g のまま。
/boot/loader.conf に
compat.linuxkpi.iwlwifi_disable_11ac=0 compat.linuxkpi.iwlwifi_11n_disable=0
と書いてからブートすると 11n/ac が動くようになる。
でいろいろ試した。
compat.linuxkpi.iwlwifi_disable_11ac=0 をコメントアウトして 11n だけ有効にすると 11n でつながる。40MHz のチャンネルボンディングも動いてる。というよく分からん状態。
/etc/regdomain.xml の JAPAN のところに 11ac の記述がないのが原因らしい。
こんな感じに修正したら問題なく 11ac でつながるようになった。
いちおう PR 出しておいた。